書評です。ちょっと前に読んだ本です。
概要
発明家でもあるレイ・カーツワイル氏が、コンピュータが人間の脳になっていき、その能力が人間を超えるという理論をまとめたもの。
人間の最後の発明は超コンピュータであり、以降はその超コンピュータが新しい世界を作っていく。今の人間は、まるで今の猿と同じで、周りがどんどん進化するが何が起こっているのか認識ができなくなるが、それこそが人としての進化系といったような話。
テクノロジーが人そのものを変え、今の人間ではなくなり、次の形態の「ヒト」が生まれ進化していく。
人間が太陽の消滅とともに滅亡してしまうというカタストロフィ的概念から抜けだせる
人間は太陽が滅びても不滅になる。
脳はコンピュータにアップロードされ、永遠の知能となり、体はナノテクノロジーによって代替可能になり、永遠の命がもたらされる。
子供の頃に、50億年程度先に太陽が寿命を迎え赤色巨星化し、その際地球も飲み込まれるという話を知り衝撃を受けました。
以降、この本を読むまでは、所詮何をどうしたって将来は人間も滅びてしまうのだなぁなどと感傷的になっていました。
しかし、この本にはそれが回避されることが書かれていました。
宇宙の果てが見られるかもしれない
宇宙の果ては光速よりも早く広がっていると何かで読んだ。
それ以来、人間の体が今の物理学上の存在であって光速の壁を破られていないのだから無理ではないかと考えてきた。
しかし、太陽の消滅でも自分たちの知や体を残せる力を持てば、もしかしたら光速の壁をぶち破って、宇宙の果てを見られるかもしれない。
愛のあるAI
2010年にソフトバンクが発表した「ソフトバンク 新30年ビジョン」。
こちらの動画にはこれから先の将来を予測したソフトバンク孫社長の発表になっている。
ひとつの将来予測としても一見の価値あり。
2045年には脳がアップロードでき、コンピュータの中で生き続けられるかもしれない
現在2017年だから、後28年後には、脳はコンピュータにアップロードできるようになる。そうすれば、永遠に自分は生き続けるのではないか?
そう思い、「とにかく後30年、健康な脳で生き続けよう!」と思っています。
そこまでみんな行こう!そうすれば別れがなくなる世界になるかもしれない。
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