コロナウィルス もはやセルフ人為パニック 事実を捉えて冷静になるべき

ライフ

フージー(@fuujii__)です。

自粛中なのでコロナの情報をいろいろと見てて、感染者数とか亡くなった方の数だけが流れてくるのですが、果たして毎年の状況と大幅に違うのか?と疑問に思ったので、数字で出してみました。

日本の平成21年の死因順序別死亡数からわかる風邪による死亡者数と割合

厚生労働省のHPに「性別にみた死因順位(第10位まで)別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合」の表があります。

こちらは平成21年のデータですが、風邪による死亡数の割合はそんなに変わっていないのではと推測されます。

厚生労働省:人性別にみた死因順位(第10位まで)別 死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合

これによると

  • 全死因の死亡者数 1,141,865
  • 人口10万人対死亡率 907.5

とあるので、この年の日本の人口は

100,000/907.5*1,141,865=125,825,344-

凡そ12.5億人とわかります。。。

わかりづらいわ💢

そのうち

「肺炎」と記載のものをいわゆる風邪の扱いとすると

  • 風邪による年間死亡者数 112,004人
  • 総人口 125,825,344人
  • 風邪による年間死亡率  112,004/125,825,344*100=0.089%
  • 風邪による1月あたり死亡者数 112,004/12=9334人
  • 風邪による1日あたり死亡者数 9334/30=311人

となります。

年間で風邪による肺炎等で人口のおよそ0.1%の人が亡くなるといったところです。

人口 125825344      
         
平成21年 死亡数 死亡率(人口10万対) 死亡率 死亡総
数に占
める割
合 (%)
全死因 1141865 907.5 0.9% 100%
悪性新生物 344105 273.5 0.3% 30.1%
心疾患 180745 143.7 0.1% 15.8%
脳血管疾患 122350 97.2 0.1% 10.7%
肺炎 112004 89 0.1% 9.8%
老衰 38670 30.7 0.0% 3.4%
不慮の事故 37756 30 0.0% 3.3%
自殺 30707 24.4 0.0% 2.7%
腎不全 22743 18.1 0.0% 2.0%
肝疾患 15969 12.7 0.0% 1.4%
慢性閉塞性肺疾患 15359 12.2 0.0% 1.3%
その他 221457     19.4%

世界での風邪による死亡者数の推測

上記「年間で風邪による肺炎等で人口のおよそ0.1%の人が亡くなる」という内容を世界で考えてみました。

医療環境や人口構成などの環境要因が様々なので一概には言えませんが、概算という意味ではそうかけ離れているとは思えません。

以下計算した内容です。

  人口 風邪による死亡率 風邪による年間死亡者数の予測値 風邪による1ヶ月当たり死亡者数の予測値 風邪による1日当たり死亡者数の予測値
JP 125,825,344 0.1% 125,825 10,485 350
US 330,000,000 0.1% 330,000 27,500 917
SPAIN 60,000,000 0.1% 60,000 5,000 167
WORLD 7,000,000,000 0.1% 7,000,000 583,333 19,444

コロナウィルスによる死亡者数

厚生労働省の下記HPにて、日本および世界の感染者数と死亡者数が掲載されています。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年4月1日版)

2020年4月1日12:00現在で下記のように掲載されています。

感染者数 死亡者数
日本 2178 57
アメリカ 186,265 3,857
スペイン 94,417 8,189
世界合計 849,876 41,506

ここで、コロナウィルスの広がりは2020年1月頃からですが、3月1ヶ月間で感染者数が非常に増えたので、乱暴ですが仮に上記の数字を1ヶ月間の数字と考えます。

風邪による死亡者数の予測値と実際のコロナウィルスによる死亡者数との比較

日本

風邪による1ヶ月当たり死亡者数の予測値10,485に対して、コロナウィルスによる死亡者数は57です。

これは、現状ではほとんど影響が出ていないと考えるのが普通でしょう。

尚、これから感染爆発が起きる可能性は否定できないですし、現状感染者数は増えていますので、これからの様子を見る必要があるでしょうか。

アメリカ

風邪による1ヶ月当たり死亡者数の予測値27,500に対して、コロナウィルスによる死亡者数は3,857です。

3857/27500*100=14%

予測値に対して14%程度をコロナウィルス関連が増えることになりそうです。

しかし、これも季節的には例年インフルエンザが流行ったりする時期にも重なりますし、3月頃はまだ風邪にかかる人が多い時期ということも鑑みれば、それほど多くは感じません。

スペイン

死亡者数の最も多い国のひとつスペインではどうでしょうか?

風邪による1ヶ月当たり死亡者数の予測値5,000に対して、コロナウィルスによる死亡者数は8,189です。

コロナ以外で肺炎で亡くなっている方がどのくらいいるのか仮に例年通り5,000とすれば、3月の風邪によるスペインでの死亡者数は13,189となり、これについてはやや多い印象です。

ただ、やはり通常の2〜3倍程度の死亡者数であり、また、スペインでは感染者数の増加が減り始めてきているため、本当に例年と違うのかと問われればそれほど多いと断定はできないのではないでしょうか。

世界

風邪による1ヶ月当たり死亡者数の予測値583,333に対して、コロナウィルスによる死亡者数は41,506です。

41,506/583,333*100=7%

およそ7%上昇しています。

世界ではまだコロナの感染状況が不明であって、これから検査が進むにつれて増える可能性はおおいにありますが、かといって現状が例年と大幅に違うのかと言われると、そうでもないといった印象です。

ニュースで見る世界の緊迫と実際の数字に解離がある

ニュースで毎日のように海外の状況が報道されています。

  • ニューヨークは皆自宅に籠もって外に出てる人は少し異常な人達で、アジア人は怖い目にあっている。
  • スペインやイタリアなどは医療崩壊で異常事態になっている。。

などです。

しかし、実際の数字からは、騒ぐほど例年と違う勢いの危険なウィルスという感じはしません。

なぜこんなことになるのでしょう?

人はもっと冷静になるべき

  • コロナウィルスは未知のウィルスで治療法も確立していない。
  • 感染すると20%は発症。
  • 発症者20%のうち25%は死亡する、致死率は5%。

ここまでは事実でしょう。

しかし、そこから人間が勝手に恐怖を覚え、物の買い占め、大量に病院に押し寄せ医療崩壊、完全自粛と暴力など無法地帯化など、もはや事実をきちんと把握せずに勝手に恐れが先行していて、セルフ人為パニックと呼べるような、人為災害のように感じてしまいます。

もう少し事実だけを捉え、冷静になることが必要なのではないでしょうか?

マスコミの煽るような報道、評論家の人たちのポジショントーク的な意見など、なにが本当なのかわからなくなるし、不安だし自粛もしなきゃならないしですが、自分で検証したり考えたほうがいいです。

コロナウィルスが鎮静化したときに誰が得をしたのか、見届けないといけないんじゃないのかとも思っています。

自粛自粛なので自粛します

とは言え、東京都知事や会社から自粛要請が出ているので、この土日は自粛。

明日からまた会社で満員電車なので、コロナがうつらないように、またもしかしたら自分が感染してたらうつさないようにと願っています。

なんにしても早くコロナ落ち着いてほしい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました